しなやかな日々のお便り


by gitanjali
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大阪の家

先週末、桜並木に沿って成城の住宅街を散歩していた
立派な大きな屋敷が肩を並べ、腰を降ろしている
その一軒一軒の主張が強すぎて、どうしてか心が落ち着かない
家は自慢するものではないと思うからかもしれない

昨年末に壊した家は祖父が戦後に大阪の福島に建てたものである。一階は真っ暗な倉庫で、外が薄暗くなってから帰ると、私の幼い心臓は必ず一瞬跳ぶ。おばけなんかは信じない、でも暗闇になにかが潜んでいるかもしれない。倉庫の奥には二階にあがる階段へのドアがあり、いつもそこまで走った。走るほどの距離ではないのだが、私はとにかく怖くて焦っていた。

二階にあがる階段は優しいものではなかった。上る人は前の段差に手をつけて登り、下る人は横になって一歩ずつ降りないと危ないほど、急な階段であった。階段のうえの低い壁には、昭和のお菓子についてきそうな変な色あせたシールが貼ってあり、何十年も踏まれてきた人間の足に対抗するかのように木の階段はぎしぎし鳴いた。祖父の重い体のぎしぎし、父親の注意深い足のぎしぎし、母親の慣れたスリッパのぎしぎし、または妹の軽い裸足のぎしぎしで、誰が上がってくるかがだいたい分かった。

(5歳の時に、階段がカーペットでできていて、おしりをすべらせながら降りられるボストンの家から帰ってきた私は、この遊び心のない階段を見て大人にならないといけない気持ちになった。)

我が家の住まいであった二階には五つの小さい部屋があった。テーブルがひとつおける程度のダイニング、六畳ほどのリビング、アルファベットの壁紙で飾られた子供部屋と、子供の私はほとんど足を入れることのなかった大人部屋(親の寝室)と嫁入りの木彫り洋服ダンスがいっぱい詰まっていた畳部屋。

階段を上がったところがダイニングで、そこには松ぼっくりがぶら下がっている小鳥小屋の時計があり、クックークックーって小鳥が毎時を知らせるために顔を出して歌った。リビングにはいつも夕食後にABCNewsを見ていた黒いテレビがあり、両親の小物が入っている棚のガラスには私が幼稚園の時に書いた大きな橙色のカボチャの絵が飾ってあった。

子供部屋にある二段ベッドの上が私で、下が妹。白い天井に向かってお城に登っていく気持ちが毎晩嬉しかった。そして時々、妹が寝ている下の段にシーツのカーテンをかけて、妹とこそこそおしゃべりして、遊ぶのが好きだった。

私は小学校4年生まで、大阪の都心にある、このこじんまりした家に住んでいた。その頃の身長は140cmぐらいだったのかな。今の167cmになって、もう無きこの大阪の家に帰るたびに、私は声には出せず心の中で、なんと狭いところに住んでいたのだろうと何度も思うことになる。

家に入るときに通りかかる人は、こんなところに人が住んでいるのかぁと困ったような顔で灰色の外壁を眺めながら、入口を開けた時に見える暗い倉庫を不思議そうに見て見ないふりをして歩いた。私は中の倉庫が見えないように、というよりかは自分の顔が見えないように、さっさと中に入って鍵を閉めた。

人の目に触れると、確かに恥ずかしかった。でも私にとってこの大阪の家は、一生懸命に働いてきた祖父と、教育にお金はかけるけど贅沢のしない我が家の象徴であった。

* * *
“It is only with the heart that one can see rightly; what is essential is invisible to the eye.”
-Antoine de Saint-Exupery

GEORGE WINSTON / Longing Love
http://www.youtube.com/watch?v=-s9NeFSHecE
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by gitanjali | 2009-03-31 00:00 | 【昔】小さい頃からの想い出

儚い

人の夢と書いて、なぜ儚いのかしら
儚さを象徴すると言われている桜
幼い頃から桜は綺麗だとは思ったが、好きになれなかった

でもいつ頃からかしら
雪の日に静かに息をする枝ばかりの桜
春風にいたずらされながら、つぼみを一生懸命ふくらませる桜
五月日和の木漏れ日と遊ぶ桜
その命はけっして儚いものではない

そのひと時まで、そのひと時からの大きな物語
ひとの夢はけっして儚いものではない

* * *
“Look! Look! Look deep into nature and you will understand everything.”
-Albert Einstein

KENNY G / Moment
http://www.youtube.com/watch?v=vx6xsCNS3nI
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by gitanjali | 2009-03-30 00:00 | 【想】起こったこと、感じること
絵本に出てきそうな、ほわほわのパンケーキ ^^

三軒茶屋から少し迷いながら細い道をふらふらしていると、赤いかわいい屋根を発見!

私はまだお子ちゃまな舌で、わさびが少し苦手なんだけど、
今日はブランチなのでわさびマヨネーズのかかっている
「豆腐とサーモン&アボカドの和風カプレーゼ」にしました☆

今度は「クラシック・バターミルク・パンケーキ」を食べてみたいなぁ~

* * *
Voi Voi
http://www.pancakemama.com/
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by gitanjali | 2009-03-29 00:00 | 【美】美味しいもの、緑のもの

求道会館

夕暮れに染まる本郷通りから、細い真っ暗な道

日本の伝統を愛する外国人なら一目で惚れる本郷の旅館の中を覗こうとしていると
賛美歌が流れてくるような光に誘われ、ふっと息と足をとめてしまう

近角常観氏(琵琶湖のほとりにある寺から上京した浄土真宗の僧侶)が説法の場として、
武田五一氏(掘り炬燵(こたつ)の原型を考案された建築家)に建築をお願いした求道会館

仏様、神様、お天道様、心はひとつ

* * *
求道会館
  http://www.kyudo-kaikan.org/
  http://www.arch-hiroshima.net/a-map/tokyo/kyudo.html

本郷の旅館 鳳明館
  http://www.homeikan.com/
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by gitanjali | 2009-03-27 00:00 | 【想】起こったこと、感じること

英語に慣れたい皆様へ

彼の声だと必ず分かる  テレビから聞こえてくる声はいつもPeter Jennings
幼い頃から、父親が毎日録画していたABC Newsを、家族で夕食後に見るのが習慣だった
2005年の夏、Peterが肺がんで亡くなった時、会ったこともないこの人のために泣く私
ソ連の崩壊、コソボの紛争、アフリカの貧困・・・全てPeterの声が伝えてくれた

英語の勉強、質の良いものに毎日触れることが大切
インターネットのトップページを英字紙(私はInternational Herald Tribune)にする
海外ニュースのビデオやドキュメンタリーを毎日見る
そして、声に出してニュースを繰り返したり、ニュースを読んだりしましょう

ABC World News Tonight(今はCharles Gibsonがアンカー)
http://abcnews.go.com/Video/playerIndex

BBC News
http://news.bbc.co.uk/2/hi/video_and_audio/default.stm

PBS Frontline
   社会起業家特集  クメール伝統織物研究所の森本喜久男氏、Room to ReadのJohn Wood氏、PlayPumpのTrevor Field氏など素晴らしい方々が紹介されています
http://www.pbs.org/frontlineworld/stories/socialentrepreneurs.html
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by gitanjali | 2009-03-25 00:00 | 【想】起こったこと、感じること
素晴らしい!White Houseに家庭(国庭?)菜園ができます!
オバマ夫人は55種類の野菜や果物を植える予定であるこの菜園で育った野菜を調理してFirst FamilyやFormal Dinnerの食事を用意されるとのこと
不況で種の売上が伸びている米国では、家庭菜園がブームになりそうですね

Michelle Obama’s “First” Garden
http://www.whitehouse.gov/blog/09/03/20/Spring-Gardening/

農業といえば、昨年9月のトロント映画祭で上映されたFood Incを早く日本でも上映して欲しいですね
Our Daily Breadのような感じなのかな

Food Inc
http://www.youtube.com/watch?v=QqQVll-MP3I

Our Daily Bread  いのちの食べ方
http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/
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by gitanjali | 2009-03-24 00:00 | 【想】起こったこと、感じること

男性社員と育児休暇

育児休暇取得中の男性社員がいる弊社がテレビで紹介されました~☆

■「2030年からの伝言 第五章 少子化脱却」 2009年3月19日 
(TVTokyo ワールドビジネスサテライト)
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/2009/03/o1-88.html
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by gitanjali | 2009-03-23 00:00 | 【想】起こったこと、感じること
定額給付基金事務局(NPO法人チャリティ・プラットフォーム)
http://www.charity-platform.com/kikin/

■2009年3月18日 日経BP『日経ビジネスオンライン』
「シリーズ 変なニッポン 3 ゴリ押し定額給付金、使い道も政府の言いなりですか?」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090317/189230/

■2009年3月19日5時45分~6時40分 テレビ東京 「モーニング・サテライト」 
http://www.tv-tokyo.co.jp/nms/2009/03/post-1075.html
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by gitanjali | 2009-03-22 00:00 | 【想】起こったこと、感じること
箕面のお家にある南側の大きな窓、天気の良い冬の日には梅田の空中庭園まで見える
白いカーテンを泳がせる太陽のぬくもりがカーペットをあたため
チョッキを着た祖父がいびきをかきながら寝ている

お正月早々、祖父はいつも満州のお話、戦争のお話
新しい年を平和に迎える幸せ、日向ぼっこしながら昼寝する幸せ
祖父の苦労があったからこそ、今日の私がいる

そんな祖父の「歴史」を私は記録したいと思う

米国では2003年から、New York CityのGrand Central Terminalに StoryBoothが設置され、「いつかは歴史となる今」を庶民のオーラルヒソトリーとして記録している。
日本でも 昭和の記憶 という団体が聴き書き活動を積極的に行っているので、私も協力をしたいと思っている。

Story Corps
  http://www.storycorps.net/

昭和の記憶
  http://home.memory-of-showa.jp/

駅の記憶
  http://blog.ekitan.com/kioku/
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by gitanjali | 2009-03-21 00:00 | 【想】起こったこと、感じること

Wish Upon a Hero

to make yourself happy, and to make others happy

it is always beautiful to see one care for another
it tickles a joy that you want to share with the world
love in the eyes of a seed, can change the world when it flowers

* * *
Wish Upon a Hero
http://www.wishuponahero.com/

When you wish upon a star, makes no difference who you are
Anything your heart desires will come to you ~♪♪

It's a world of laughter A world of tears
It's a world of hopes And a world of fears
There's so much that we share That it's time we're aware
It's a small world after all ~♪♪
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by gitanjali | 2009-03-19 00:00 | 【想】起こったこと、感じること